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2012年4月 7日 (土)

躁うつ病-4

  新しく紹介された病院は、松山市郊外にある、比較的大きな病院です。ベッド数も約二百と、多くの患者さんが入院しています。

 他の病院と違って、精神科ということもあり、異様な雰囲気に驚きました。
 
 病棟の数は5つ。1病棟、2、3、4、5病棟と分かれています。

  1病棟は別名、「準解放病棟」。比較的軽度の精神障害を負った患者さんが収容されています。特に症状が軽く、許可された患者さんは外出することができます。
 
 2病棟(女性のみ)、3病棟(男性のみ)は、別名「閉鎖病棟」と呼ばれます。いずれも、重度の精神障害を負っている患者さんが収容されます。外出は禁止です。
 
 4病棟は別名「老人病棟」。高齢の精神障害者や、痴呆症の方などが収容されます。

  そして5病棟は別名「解放病棟」。症状が最も軽い患者さんのためのもので、外出も自由です。
  ただ、いずれの病棟も、部屋にはコンセントが無く、部屋で個別にテレビを持ち込んで観ることは出来ません。各病棟の食堂と喫煙室に設置されているテレビのみです。

  私は、比較的症状が軽い方だったので、1病棟に収容されました。ここでは、まず刃物(カミソリ、ハサミなど)などの危険物は、詰所預かりです。必要な時のみ使用し、使用後は速やかに返却しなければなりません。また、携帯電話の使用も午前9時から午後9時までで、それ以外の時間は詰所預かりです。

 入浴は週2回、洗濯はコインランドリーがありましたが、お金がもったいないので、自分で洗面所で手洗いしていました。夏だったので、洗う物も少なかったですし。

  朝6時に食堂の照明に明かりが灯り、1日が始まります。詰所でカミソリを借りて髭を剃った後、7時に朝食。10時に各部屋の掃き掃除があって、12時に昼食。午後1時に全員廊下に出てラジオ体操をし、6時に夕食。そして9時に眠剤を配られて服用し、9時半に消灯、という1日です。

 そして、週1回、各患者さんによって曜日は違うのですが、主治医の先生による診察が、午後に行われます。

  入院して最初の診察の際、そこで、初めて私の新たな病名が告げられました。
「そううつ病」。

  一方、家族の方では、傷病手当金を受給するための手続きを進めていました。しかし、会社側は、病名を知ると直ちに、私を解雇する方針の様子でした。そして、入院期間中、会社の社員の誰も、私に面会に来てくれた人はいませんでした。

 あまりの居心地の悪さに、私は早く退院したくて仕方ありませんでした。しかし、家族の同意がなかなか得られず、辛い日々でした。

  1ヶ月余りの入院生活で精神的にも安定してきた私は、やっと無事退院することが出来ました。

  退院はできたものの、本当のうつとそうの苦しみとの戦いは、まだまだこれからでした。

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