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2012年3月 1日 (木)

うつ病-9

再び精神科を訪れ、主治医の先生に説明し、そこではじめて、
「あの薬は症状が改善されても、主治医の指示なしに勝手に服用を止めてはいけないんだ。」
ということを知らされました。
さらに、
「勝手に服用を中止したために、うつ病をこじらせている。治りにくい状態になってしまっている。」
という事も聞かされました。

  
  初めにその説明をしてくれていれば…と、ちょっと先生をうらんだりもしましたが、後の祭りです。前回と同じ薬を処方され、帰りました。

 
  それでも、夜は何とか眠れていました。食欲もやや減退気味ではありましたが、食べることはできました。仕事の方も、残業が比較的少なく、難しい作業でもなかったので、何とかこなせました。車の運転も可能でした。自殺願望などもこの頃は無かったですし、自分なりに判断すれば、
「軽いうつ病」
と言える時期だったかもしれません。

  やがて単身赴任も無事終了し、地元松山に帰ってきました。帰ってきてまず私がしなければならなかったのは、転院先を探すことです。しかし、それほど重度のうつ病ではないと思っていたので、あまり深く考えず、タウンページを見て適当に決めました。今から考えると、あまりにも安易な決断だったと思います。

 
  松山に帰ってきてからの仕事も、比較的楽な作業でした。残業も少なく、作業場所も自宅から近いため、精神的にも安定していました。

  翌、平成十二年一月末、今度は東京への出張を命ぜられました。

  会社から用意して頂いたアパートは、葛飾区の金町。千葉県との県境の街で、次の駅は、もう松戸、という場所です。そこから電車を乗り継いで、山手線の田町で下車し、徒歩約二十分の所に勤務先がありました。

  当時うつの症状はかなり軽くなっていたので、薬なしで出張に行きました。仕事はとてもハードなもので、深夜残業の連続。最終電車で帰宅する日々を送っていました。徹夜で作業をした日もありました。また、アパートでの生活環境も、決して快適なものではありませんでした。 

 それでも、東京で精神科にかかることも無く、薬も必要と感じませんでした。不安感や虚脱感といった症状も、ほとんどありませんでした。

 
  仕事も順調にこなせ、夜も充分眠れました。長い通勤時間を利用して、第一種情報処理技術者国家試験の勉強をし、後に合格することができました。
 また、東京に来ることなど滅多にない機会だからと、家族を呼び寄せ、ディズニーランドや浅草、秋葉原など、東京見物を楽しみました。

 やがて、暖かくなった三月末、無事業務を終了し、松山に帰りました。

  しかし、楽しい時期はここまででした。

 

 

※メルマガを発行しました。 「心の病―うつ病と躁うつ病―」    こちらも是非お読み下さい。   

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